資料に話をしてもらう

外資系の○○プレゼン術」みたいなものと逆を行く考えかもしれませんが、最近仕事をする中で、「自分の考えを視覚的に準備しておくこと」の大切さを痛感しています。

一言でいうと、相手と打ち合わせをしたり、プレゼンをする時には、「個人の話ではなく資料の内容を聞いてもらう」ということになるでしょうか。

 

もう辞めてしまった先輩なのですが、私が1年目の時にいただいたアドバイスの中でとても役に立っていることがあります。

「相手に話に行くときは、手書きでいいから紙一枚に自分の考えをまとめておいて、それを相手と見ながら話をするといい」ということです。

効果は色々とあって、

①同じ内容を視覚的にも相手と共有することで、お互いの理解が進むこと。

②話がズレてきたときに、紙の内容に立ち返って軌道修正ができること。

③紙に書いておくことで、相手もその前提に則って話を聞いてくれること。

ちなみに③のアドバイスには続きがあって、「大体の人は、紙に空いてある前提に沿って話を聞いてくれるけど、『ここに書いてある前提は間違っているから考え直しましょう』と言ってくれる人は頭がいいから、その人の意見に沿って話を進めるとよい」ということでした笑

 

もちろん、いずれは空中戦の打ち合わせを制覇できるような頭の切れ、プレゼン力、そしてハッタリをかます能力も必要になってくるのですが、

日々の仕事では一つの打ち合わせの生産性(決められた時間内に終わらせること、相手に早く内容を理解してもらい本題に入ること、など)を上げることを意識しなくてはいけません。

事前に話の大筋を紙にまとめておくことで、自分自身の理解度も深まります。

 

「打ち合わせは、空中戦ではなく、地上戦に持ち込む」を肝に銘じると、日々の仕事が進めやすくなるので、おすすめです。