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ガキの使いにならないように、ブランク資料をつくる

社会人1年目の時、周りの先輩から勧められたり、学生から社会人のギャップを何とか埋めようと思ったりしていたことから、いわゆる「ビジネススキル系自己啓発本」は一通り読んだことがあります。

 

どの本も書いてあることは大体同じで、

「ロジカルに考えるために、ピラミッドストラクチャー、MECEといった概念を用いてみよう」

「まずは仮説を立ててみよう」

「正しい論点が何かを見極めよう」

とかが書いてあり、フムフムと思いながら読んでいましたが、そういった以前に仕事の段取り、情報収集といった基礎的なことに躓くことが多く、また本の知識を即座に仕事に生かせるはずもなく、悔しい思いをした記憶が残っています(いまも躓くことばかりですが…)

 

2年目以降は、新しいビジネス本にはあまり手を出さず、1年目に買ったいわゆるベストセラー的なビジネス本をたまに読み返していたのですが、最近本屋に入って久しぶりに買ってみるか、と思ったのが伊賀泰代さんの「生産性」という本です。

生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

 

 

ここに、「それをやればよかったのか!」と思わず膝を叩いてしまうような仕事術、考え方があったのでご紹介です。

それがタイトルにもありますが、「ブランク資料を作る」ということです。

 

ブランク資料とは、情報収集を始める前の段階でつくる、プレゼンテーションの下書きです。

つまり、報告当日の話の流れと伝える情報を決めたうえで、中の数字やエピソードは空っぽ、という状態で資料を作るということです。

そのブランク資料をまず上司に一回揉んでもらってから、情報収集なりインタビューに向かうことで、仕事の生産性が大幅にアップします、というのが主な内容でした。

 

自分の1年目の時を振り返ってみた時、勇んで現場にヒアリングに行き、現場の声にいちいち耳を傾けたはいいものの、帰ってきて上司に報告したら肝心の情報がことごとく抜け落ちていた、なんてことがよくありました。恥ずかしい。

でもこのブランク資料を作り、上司に揉んでもらってから現場に行けば、相手には「ここの情報を埋めてもらえませんか?」と聞くだけで話は終了です。

 

そして素晴らしいことに、このブランク資料を作るためには「仮説」「論点」「話の構成」を決めなければいけないのです!

「あなたの仮説は何?」「論点は何?」みたいな難しい詰め方をされなくても、ブランク資料の作成をヒアリング前の関所にしてしまえば、勝手にこのような概念を意識して仕事ができたんじゃないかなーと読んでいて思いました。

 

これ以上はネタバレになりそうなので、あとはこの本を買って読んでみてください。

そんじゃーね。