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今さらながら、就職活動体験記

今年度は3月から就職活動が解禁ということで、就活生のみなさんはそろそろ就活も本格化してきている時期かと思います。

私も、たまーにOB訪問を受けたりする機会があり、「ああ、そういえば就活ってこんな感じだったなぁ…」と思ったりしています。

今回は、自分の学生時代の就活を振り返りつつ、社会人として2年働いてみたうえで、「就活」について思うことをまとめていきたいと思います。

 

さて、今回のテーマとして扱うのは「志望動機」です。

会社説明会を一通りこなすと、次はエントリーシートの提出、そして面接と、自分を売り込むステップに入っていきますが、その時に必須になるのがこの「志望動機」です。(「御社を○○の理由で志望しました!」、というやつですね)

僕なりに考える、志望動機を考えるにあたっての注意点を三つ紹介したいと思います。

 

1.○○が好き=○○への志望動機、にはならない

「好きこそものの上手なれ」といいますが、それはあくまでも個人レベルの話です。

会社に就職する段階で、「○○が好きです」という気持ちから志望動機に入ることは、特にアドバンテージにはならないと思います。

考えられる理由はいくつかあるのですが、まず一つ目は、「好き」から入ると入社後にギャップを感じてしまいやすいこと。「自分がしたいのはこんな仕事じゃない!こんな働き方じゃない!」という気持ちを持ってしまいやすく、結果的に採用のミスマッチ(=早期退職)につながりやすいのではないかと思います。

二つ目は、「好き」という感情が仕事上の意思決定にマイナスに働いてしまうリスクがあること。若干の都市伝説感もありますが、鉄道会社は鉄道マニアを敬遠する、というのは結構有名な話です。

三つ目が一番難しいところなのですが、「好きなことと得意なことは違う」ということ。「話下手なのに成績トップの営業マンの秘密!」みたいな本が中釣り広告に出ていたりしますが、あれは好きなことと得意なことが違う例の典型ではないでしょうか。

本当の自己分析とは、これまでの自分が得意としてきたことをまとめたうえで、その延長線上で自分はこの会社で働けます、ということを導き出す作業なのかもしれません。

 

2.一つの仕事へのかかわり方は多種多様である

僕が今の病院の説明会に出ていた時に、当時話をしてくれた職員の方はこんなことを言いました。

「もしうちの病院を受けたいと思うのであれば、面接までになぜ病院の事務として働きたいのか?、を明確にしてほしい。」

例えば病院を受けるにあたって、よくある(?)志望動機に「自分の家族が病気になって、医療に興味を持ったから」というものがあるそうです。

しかし、「医療に興味を持った」という切り口は、病院で働くこと の理由にはなりえません。

例えば、地方厚生局や厚労省に入って行政から医療を支えたり、製薬や医療機器メーカーに入って技術面から医療を支えたり、医療者になって患者を直接支えたりするなど、様々なかかわり方が考えられるはずです。

「○○に興味を持った」という切り口から、「ではなぜその働き方を選びたいのか」というところまで落とし込めると、より説得力の増した志望動機になると思います。

 

3.志望動機は、一度折れていたほうがいい?

これは完全な持論なのですが…。志望動機の一般的な立て方は、「自分は学生時代に~~という経験をしてきて、○○について勉強をしてきました。なので御社を希望します」という流れがオーソドックスなものになると思います。

しかし、ここには「就活を通じて自分のやりたいことは何だと思ったのか?」という要素が入っていません。

学生時代に、アルバイトやサークル活動を通じて社会と交わっていたといえども、社会人とガチンコで話し、情報収集をするという経験は、就職活動を通じてが初めてだと思います。

その中で感じた率直な考えを、志望動機に練りこめると、より深みの増した話ができるのではないかと思います。

自分の場合だと、最初は「経営に関わる仕事がしたい」「人に提案をして、人が変わるきっかけを作っていきたい」という理由から、コンサル会社に行きたいなーと思っていました。(今思うと、なんとも薄っぺらい理由ですが…)

しかし就活での説明会やOBOG訪問などをして、自分の過去の行動を考えていくうちに、自分のやりたいことは「改善案の提案」ではなく「改善案の実践」、「現場への提言役」ではなく「現場でのリーダー役」なのではないかと思うようになりました。

そんな折に病院で働くという選択肢が見つかり、そちらにシフトしたわけです。

そして面接において「最初はコンサルに行きたかったのですが、就活をするうちに違う働き方のほうがいいと思いました。理由は…」という話になると、人事の方も結構共感しながら話を聞いてくれた(ような)気がしました。

 

初志貫徹も大事ですが、人の話を聞いて、違うと思ったら行動を変えてみることも、とても大切です。

今の時期ならまだまだいくらでも巻き返しができると思いますので、いろいろな社会人の話を聞いて、自分にも相手にも納得のいく志望動機を持って面接に臨んでいってくださいね。