医事課が成すべき仕事とは?

先週末に、”Healthcare Ops”という団体が開催した勉強会に参加してきました。 病院経営・運営に関わる人たちが集まって、互いの運用ノウハウや成功体験をシェアし、より良い病院を作っていこう、というコンセプトのもとにこのような勉強会を主催されているそ…

現場の当事者としてのスタンスを持つこと

今の部署では、各現場の管理者と仕事をする機会が非常に多いです。(病院事務は、どの部署も多かれ少なかれ似たような性質を持っていますが…) 現場の管理者の方と仕事をしていて困るのは、「A案なのかB案なのかC案なのか、どこに行きたいんだろう?」と、問…

モノを減らすことによる運営の効率化

先日、他院の資材管理課を見学に行く機会がありました。 感染管理の観点から滅菌室の業務プロセスを見直す必要があり、他院のノウハウを確認するための見学だったのですが、そこで目にしたのは、非常に整理整頓され、在庫を極力少なくして運営されていた診療…

病院の事務職として大切にすべき軸

今の部署に異動してからほぼ丸1年になりました。 「医療安全・医療の質向上に事務として貢献する」というテーマに向き合い、結構葛藤した一年でした。 前の部署が患者さんと話したり、診療費を請求したり、診療科の会議の事務局をしたり、いわゆる「現場で汗…

病院間での勉強会に参加しています。

現在、病院内の通常業務と並行して、当院が定期的に情報交換している病院との勉強会に参加させてもらっています。 十数病院が参加する病院で、一つのテーマに対して若手から中堅どころのメンバーを中心に1年間で5~6回の会議を行い、その成果物を各病院の幹…

「医療の標準化」について

医療の質や医療安全を考える上で、重要な概念の一つとなるのが「業務の標準化」です。 「標準化」は、ある治療について、A部署・B部署・C部署のどこでやっても同じプロセス、同じ結果が出るように業務が設計されている、という考え方になります。機械産業で…

病院において事務職に求められること

9月は仕事が忙しかったこともあり、記事を書くのをさぼっておりました。。 いったん落ち着いたので、またちょこちょこ再開しようと思います。 ニュース関連で、今回のテーマは「病院において事務職に求められること」です。 元記事はこちらです↓ www.cbnews.…

メディカルニュースまとめ:高齢者の多剤服用対策GL、検討開始へ 日刊薬業 2017年08月24日

本日はこちらのニュースです。 高齢者の多剤服用対策GL、検討開始へ 日刊薬業 2017年08月24日 【概要】 厚生労働省は、9月1日に「高齢者医薬品適正使用ガイドライン作成ワーキンググループ」の会合を開く。高齢者の薬物動態などを踏まえ、「やめどき」や「減…

再製造SUDの制度化、普及の鍵は経営上のメリット 医療現場の期待感も(Medifax digest / 2017/8/21)

本日はこちらのニュースを取り上げてみます。 ○再製造SUDの制度化、普及の鍵は経営上のメリット 医療現場の期待感も(Medifax digest / 2017/8/21) ○ニュースの概要 厚生労働省が、単回使用医療機器の再製造に関する制度通知を出したことに医療現場からの注…

自分の立場で関われる問題を見極める

「君子危うきに近寄らず」ということわざがあります。 教養があり徳がある者は、自分の行動を慎むものだから、危険なところには近づかないということ。(故事ことわざ辞典より) いま働いている中で、このことわざを心掛けとして持っておくことは非常に役に立…